ハッピーエンドにはさせません!崖っぷち令嬢は破滅回避のためラスボスと結託する
最終更新:2023/2/5
作品紹介
足を滑らせて階段から落ちた“私”は、気付けば薄暗い部屋の中に閉じ込められていた。 痛む体を起こして鏡を見た“私”は、自分の姿に悲鳴を上げる。 黒髪黒目の見慣れた“私”の姿から、階段から落ちる直前まで開いていたアプリゲームの悪役令嬢“アデライン”になってたのだ。 今の状況は断罪イベント後、ゲームヒロインへの度重なる嫌がらせを婚約者の王太子に咎められ、監禁されているようだった。 このままでは、翌朝には名ばかりの裁判へ出廷させられて処刑を言い渡される。 処刑されたくない一心で隠しアイテムを使用して時間を逆行させ、断罪の日の朝に戻ったアデラインは決意する。 「ゲーム補正がきいていても、ヒロイン至上主義でも処刑は受け入れられない! あんな色ボケ達の思う通りに破滅させられるもんですか!」 大好きだったゲームの世界を満喫するためには、破滅回避をするために身を守りつつ、自分を陥れようとする者達の証拠を集めるしかない! 生き残る決意を固めたアデラインは、ラスボスとなる最凶闇ギルドマスターのもとを訪れたのだった。 「素行調査をして王太子はどんな阿保なのかと、気になったのと異世界人に群がるガキ共を潰してやりたくなった」 「え、潰すって? やり過ぎは駄目です!」 物騒なことを言い出すラスボスと有能な彼の部下達の行動により、ゲームヒロインにとってのハッピーエンドへ向かっていた流れが変わり始める。 *他投稿サイトにも投稿しています。 *表紙イラスト(https://30178.mitemin.net/i682830/)イラストは1657様、タイトルはmeroko様 に作成していただきました。
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