力を失った元預言の神子は、クリア後の世界で第二の人生を謳歌する
最終更新:2022/11/5
作品紹介
――世界を脅かしていた魔王が封印されたその日、預言の神子は力を失った。 未来で何が起こるかを視、勇者を導き続けた“私”は青空を見上げながら呟く。「預言の神子はもう、未来を視ることはありません」。なぜなら――エンディング後は最後のセーブポイントに戻されるため、クリア後の世界で何が起こるか分からないからだ! 前世プレイしたRPGの世界に転生した私は、プレイした記憶を預言と称して勇者に伝えていた偽・預言の神子だった。しかしクリア後のことは何も分からないため、力を失ったと偽って隠居生活を送るべく山奥の屋敷に移り住む。 ある日、隠居して早々に暇を持て余していた私の許に、パーティーメンバーの一人である世界一の変人魔術師ジルヴァジオ・アッヘンバッハが訪ねてきて―― 「叫ぶくらい暇なら、僕と恋でもしないか」 暇つぶしから始まる元預言の神子と変人魔術師の恋の話。 ※カクヨムにも投稿しています
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