究極のバッファー、何もしていないと言われ追放される〜しかし、姫様に気に入られ、共に旅に出る!元パーティは落ちぶれ、戻ってくれと言ってくるが、俺には大切な姫様がいるからもう遅い〜
最終更新:2022/10/20
作品紹介
常に最前線を歩むトップパーティの一員フェルは、仲間からクビを言い渡された。 その原因は、パーティメンバーに色仕掛けをし、輪を乱した「姫」。 「バッファーはいいよな。 そうやって、魔法をかけたふりをしていれば、仕事をしたことになるんだからな」 究極の強化魔法をかけていたにも関わらず、何もしていないと言われ、パーティを追い出されたフェル。 そんな彼の下に届いたのは、本物の「プリンセス」の近衛兵の求人。 その求人に応じ、近衛兵となったフェルに、プリンセスから衝撃の事実が告げられる。 プリンセスの胸には、魔物の紋様が刻まれていたのだ。 王族は魔物の血が混ざらない、純粋な人間である国で、姫に魔物の紋様があるなど、世間に知れたら大混乱が引き起こされてしまう。 プリンセスはそれをフェルに伝え、そしてこうも言った。 「私はこの紋様の真実を知りたい。 だから……私をこの城から連れ出していただけませんか?」 今さらパーティに戻れ? もう遅い、俺は本物の姫と一緒にいるから。
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