クビにされた空間魔導士～帰郷して幼馴染のギルド再建を手伝っていたら、自分以外全員美少女のハーレムギルドが出来上がってしまう～

　五年前、史上最年少十二歳でデザイム王国魔導士団に入団した＜空間魔導士＞ダンテは、度重なる命令違反によって魔導士団長からクビを言い渡される。 　彼は魔導士団から提供された拠点に住んでいたため、今回のことで職だけでなく寝床すら失った。そこで故郷である、辺境の街エイリアスに帰省することに。 　久しぶりの帰郷。幼馴染であるメイの顔でも見ようと、彼女が運営しているギルドに向かったのだが……そのギルドは廃業寸前。メンバーもいない、資金もない状態。 　両親から受け継いだギルドを守りたいというメイの内心を知っていたダンテは、俺がこのギルドを復活させてやると豪語する。 　有言実行すべく様々な依頼に挑みながら、ギルドメンバーの獲得を繰り返す。そのうちどういう訳かギルドメンバーのほとんどが女性というハーレムギルドが出来上がってしまう。周囲からの嫉妬にダンテは毎日胃薬を飲む生活を強いられる。「俺は悪くない！」「たまたま女が集まっただけなんだ……」