天才小娘に居候の騎士団長 〜体が無いなら借りぐらし〜
最終更新:2024/4/3
作品紹介
《作品説明》 「えー……っと、説明すればいいのね。わたしがジェリドっていう、おっさんおっさんな人に体を乗っ取られそうになるのだけれど、断固拒否するはなし……かな?」 「あぁぁん? 誰がオメーみてーなガキん中、望んで入ったりすっかよ。むしろ、悪酔いしたみてーに気持ち悪りぃんだよ! だいたいオメーが一騎討ちで変なリング使ったからこうなったんだろーが」 「なっ、気持ち悪いですって? それはこっちのセリフよ! 兎に角、近寄らないで、早くどっか行って! わたしのラヴィたんにも乗り移らないでっ! 可愛いラヴィたんが可哀想だわ」 「セシリアよ、ラヴィたんぐれー良いだろ。ただのぬいぐるみじゃねーか、ケチくせー小娘め。——まぁ、このままじゃぁ互いにマジーし、なんとかするか」 というお話し、かな。 《作者からのあらすじ》 同じ国同士、王国軍とその領主軍の戦いがありました。 訳あって勝負は一騎討ちでつけることに。 王国軍は若干17歳で王国騎士団副団長に抜擢されたセシリア。 王国ダンバー領は子爵領騎士団副団長ジェリド。 この一騎討ちで全てを失ったジェリド。彼は血液に含まれる魔力と精神体の一部をセシリアが所持していたリングに吸い取られます。 そして、リングを嵌めて居たセシリアの中で熟成され、元の精神として目覚めます。リングの呪縛で離れられない2人がいがみ合いながらも離れられるようリングの謎に触れていきますが、王国内にもリングを巡り、利用しようとする勢力、阻止せんとする人々の争いに巻き込まれます。 平穏だった王国のあり方に変化が訪れたとき、押し出されるようにのし上がるセシリア、そして陰から支え、のし上げるジェリド。そんな二人と仲間、子との大切な絆や在り方の物語です。
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