国境騎士団・バリアント　─── 『お前は存在してはいけない生物だ』・・・俺と対峙した者は何故か不思議と口にする ───

人には感情が存在する。 その中にある負の感情、恨み、悲しみ、辛み、憎しみ、妬み、そして絶望・・・ そのすべてが一つになった時、人外の姿へと変貌する。 人々は彼らを異形者と呼ぶ──── 20XX年、異形者が引き起こす惨殺や行方不明者が後をたたない。 人々はそんな世界で日々暮らした・・・いつ自分が殺されないかと怯えながら。 その中で異形者から人々を守る者も存在する・・・ニャルラとヨグ率いる国境騎士団・バリアントもその一つだ。 しかし、彼等の正体を知っている者は彼等に決して近づかない、賞賛もしない。 何故なら彼等が異形者であるから──── ある日、休暇として日本に訪れたニャルラとヨグはある絶大な力を持つ異形者と邂逅する・・・その名は『アザート』。 この邂逅がアザートの運命を大きく揺るがし、あらゆる異形者、醜い人間との壮絶な戦いに身を投じていく事になる──── 混沌極まるダークファンタジー開幕。 ※この小説はフィクションです。実在する地名が使われたりしますが、関係ありません。 この作品は『note様』にも掲載しています。