【落ちぶれ令嬢】と蔑まれる少女は、婚約解消され追放される〜魔力が使えない無能の僕は唯一使える【時間転移魔法】で何度でも世界を繰り返します。裏切られた少女の笑顔のために、僕はもう妥協したりはしませんよ〜
最終更新:2023/2/14
作品紹介
アルカイア魔導学校には【落ちぶれ令嬢】と呼ばれる一人の少女がいた。 彼女の本名はレーア・ミリアス。 ミリアス公爵家の長女で、第三王子ガイラムの婚約者だった。 僕は彼女の幼馴染でただの友人だ。 でもだからこそ、彼女が立場に相応しくあろうとたくさん努力していることを知っていた。 しかし彼女の妹、カミラ・ミリアスによってレーアは婚約破棄を言い渡される。 カミラはガイラムをレーアから奪い取り、それに加え、追放させるように誘導したのだ。 レーアが【落ちぶれ令嬢】と呼ばれる直接の原因になったのもカミラだと僕は知っていた。 婚約破棄をされ、追放されたレーアは、国外に連れ出される時に魔物に襲われて命を落とす。 悲しみに暮れていた僕は、魔導学校の地下室にて、一つの魔術書を読み時間転移する魔術を手に入れた。 しかし、その時間転移の魔術には『寿命を削る』という大きすぎる代償が必要とされていた……。 これは自分の寿命を削りながら、【落ちぶれ令嬢】と呼ばれる令嬢を破滅から救い出さんとする話である。
評価・レビュー
まだレビューはありません。