ケネトの偽眼 隻眼の戦女
最終更新:2023/9/9
作品紹介
古代を舞台に、異なる地に生まれ落ちた2人の娘が、崩壊する統一帝国の動乱を生き抜き、新国家を打ち建ててゆく物語。 ↓(以下あらすじ) アルギオン大陸の古代史には、史料の乏しさ故に「空漠の時代」と呼ばれる期間がある。 それは現代から3500年前。最古の王朝とされるカイバール帝国から後継国家であるケネト帝国に覇権が移るまでの混迷期。 当時の史料の殆どが現存せず、後世の年代記や遺跡から推測するしかない研究不可能な分野。 だがある日。偶然から発見された未盗掘の巨大な墓がそれを覆す。 浮かび上がったのは、古代の混沌を戦い抜いた数多の人間の生き様と。 そして「隻眼の戦女」と呼ばれたとある少女の人生だった。 ――遠い昔、辺境の村に住む農夫カルは街からの帰り道で行き倒れの少女を拾う。 己の名をヤナと名乗った少女は、近くでは見ない珍しい風貌をしていた。浮世離れしたその少女のことを、いつしか村の人間も受け入れてゆく。 少女の人生は、ただの村人として終わるはずだった。 大帝として後世に名を残す、孤独な人物と出会うまでは。 これは、ヤナという1人の少女が「隻眼の戦女」と呼ばれるに至るまで。 そして理不尽な運命に苦悶しながらも、己の理想のために戦った人々の物語。 世の平安が崩れ、戦乱の影が忍び寄る時代。 3500年前、古代の大陸で。彼女は最期に夢を見た。 ※技術レベルは紀元前を想定しています ※舞台は架空の世界 ※政治、外交、戦争、陰謀のるつぼ ※魔法なし、スキルなし、斬られれば死にます ※投稿は基本週末です
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