幼馴染に告白された私、私も好きなので好きと言おうとすると振られると思ったみたいで私と死ぬか付き合うか選んでと迫られた
最終更新:2023/4/29
作品紹介
「わ、私……れーなの事が好き……です」 耳の先まで顔を赤らめながらそう言う瑠菜。 好き……好き? 幼馴染として……だよね? いや、でも幼馴染として今わざわざ好きって言うのはおかしいし……つまり今私は告白をされているってこと? いやいや、れ、冷静になるんだ私。私のどこに惚れる要素がある? ましてや同性。私は確かに瑠菜のことが好きだけど、同性の子への思いが実るのなんてなかなかないと思う。多分私が恥ずかしい勘違いをしてるだけなんだ。うん。そうに違いない。……じゃあこんなに顔が赤いのはどういうことだろう。単純に好きって言うのが恥ずかしかった? いや、それだとただの告白になっちゃうから違うか。 と、取り敢えず何か答えないと。 「私も好きだよ」 もし、もし本当に告白だった場合断るなんてありえないから、私はそう答えた。 「幼馴染として、でしょ?」 違う。けど…… 「当たり前でしょ?」 あぁ、自分で言ってて心が痛い。もし仮にここで勇気を出してたら何かが変わったのかもしれない……いや、確実に変わったと思う。それがいい方向か悪い方向かが分からない。だから私は逃げた。 「そう……だよね」 「そう、だよ」 「れーなはそうでも、私の好きは違うよ?」 ※カクヨムにも投稿しています
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