ファイヤーボールしか使えない。

幼い頃から冒険者になる事を夢見ていたメラニカ。 一方、幼馴染のユウナは勇者という天命を与えられて勇者となった。 魔王討伐を目指し勇者パーティを結成するもメラニカは下級火炎魔法のファイヤーボールしか使う事ができず勇者パーティに加入することすらできなかった。 その他の勇者パーティの女魔法使いにバカにされ、女聖騎士には胸も無いと笑われた。 友達だった女僧侶と聖女にも加入は進めないと言われ、行く宛ての無いメラニカには独りで生きる為にモンスターと戦うことになった。 ファイヤーボールしか使えないそんな魔法使いのメラニカはいずれ「彩炎の魔女」と言われるほど実力を持つ事となる。 無能の烙印を押されたはずの女魔法使いメラニカの成り上がり異世界ファンタジー。