【完結】異世界転生してモンスターを倒してそこそこ成功したので故郷に帰ったら、幼なじみを奴隷として買う事になった
最終更新:2018/9/24
作品紹介
「おかしい、どうしてこうなった?」 村から町に出て数年。 危険なモンスターと戦いながらも生き延び、そこそこ金もたまって成功したと思った頃。 口減らしも兼ねて追い出されるように出てきた(追い出された?)村に戻ったら、何故か幼馴染(女)を買うことになった。 もともと、あまりよい話を聞かない家だったこともあり、売りに出された娘を同情で買い取ることに。 下手にどこぞに売り飛ばされるよりは、自分の目の届くところで面倒をみようなどと思ってしまった。 「こんなつもりじゃなかったんだが」 などと思うも、既に遅い。 帰省は追い出した連中に「ざまあみろ」という程度のつもりであったのだが。 「どうしてこうなった?」 そう思うも、悩んでばかりもいられない。 買い取った幼馴染は見事に奴隷となっている。 となれば、生活の面倒をみなくてはならない。 奴隷のご主人様といっても楽が出来るわけではない。 仕事は奴隷にさせることは出来るが、生活の面倒は所有者の責任だ。 これから生活の面倒は買い取った者がみていかねばならない。 「あれ、奴隷って維持するのがかなり大変じゃねえの?」 今更ながらにこのことに気づいていきながらも、買い取ってしまった以上責任は果たさねばならない。 欲望のはけ口にしてる場合じゃない。 というか、そんな余裕はどこにもない。 「とにかく仕事をさせないと」 少しは生活費を稼いでもらわないと大変だ。 「これって扶養家族なんじゃないのか?」 実態としてその通りである。 奴隷を囲ったご主人様なんて優雅なものじゃ全然ない。 何より、毎日の仕事がある。 自分の食い扶持のためにも、奴隷(として救った幼馴染)を養うためにも、今まで以上に稼がなくちゃならない。 奴隷に働かせて稼ぐなんて、夢のまた夢。 むしろ、奴隷のためにあれこれがんばってる。 「どっちがご主人様なんだよ」 そんなぼやきを漏らしつつ、今日も転生先の異世界でがんばっていく。 ようするに、タイトルが粗筋そのものという事だ。 ※感想や誤字脱字の報告はメッセージで。
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