勘当された元令嬢の鐘師は、人形の魔術師に気に入られる
最終更新:2023/10/31
作品紹介
六年前、ララは魔物に襲われて両親と記憶を失い、叔父から両親に似ない不義の子と罵られただけではなく、魔力がないために家を追い出された。 そのため、他の平民とともに鐘師として魔物の発生の原因となる穢れを集める生活を送っていた。 ところが、叔父から成人の儀の招待状が転送される。王宮の呼び出しに応じなければ不敬になると叔父に脅されて参加したら、そこで叔父の子であるエルルと再会し、彼女のせいで会場から追い出されそうになる。 そのとき、助けてくれたのは、公爵家令息のアランだ。 話の成り行きで彼にパートナーになって欲しいと申し出たところ、断られる前提だったのに、なぜか彼に了承される。 しかも、ララは貴族のマナーを知らなかったために彼からの名乗りに恋人として返してしまう。 「相手が個人名を告げたときに、同じように名前を返すと恋人同士になるんだよ。君、なかなか面白いね」 (はぁ!?) 人形を我が君と大切にする訳ありな魔術師な彼と、実は特殊な能力を持っていたりする元令嬢ララの恋物語。 ※カクヨムでも掲載中
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