銀月の君と仰られましても私はただの侍女でございます
最終更新:2023/12/10
作品紹介
「結婚してください」 「・・・私、ただの侍女なのですが」 容姿端麗かつ切れ者と名高い未来の宰相閣下に、蕩けるようなまなざし求婚される。 社交界中のご令嬢が一度は夢見るであろうシチュエーション。 だが、それを受け止めているのは、ただの侍女である。 いえ、確かにこの国の王太子妃たるお方の筆頭侍女を務めさせて頂いておりますし、恐れ多くも自国と隣国の国王陛下御夫妻からの覚えもめでたいこの身ではありますが、今を時めく未来の宰相閣下に求婚して頂く謂れは御座いません。 お嬢様に絶対の忠誠を誓う敏腕侍女かつ、恋はできない鉄仮面な侍女と、無表情クールキャラのはずが好きな人の前ではデロデロになる未来の宰相閣下の、波乱万丈恋物語。
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