追放された無能の巫女と砂漠の王
最終更新:2023/10/6
作品紹介
龍の巫女・蓮瑛は、龍華国を守護する神龍に選ばれたものの冷遇されていた。巫女は天候を操れるというのに、彼女が祈るといつも雨ばかり。国中が水浸しになるほどだった。ある日、新たな巫女の神託が下り、蓮瑛は砂漠の国・碧砂国の王・シンシャに輿入れするよう命じられる。しかし、これは事実上の追放であった。 美しい王・シンシャの優しさに触れ、蓮瑛は彼に恋に落ちる。けれども、政治的な理由から婚姻は保留とされ、彼女の気持ちは苦しいものとなる。それでも、王のために何かできることを見つけたいと決心する。 碧砂国では砂漠化が進行し、国民は水と食糧に悩まされていた。シンシャは国を守るため、龍の巫女に再び神龍に祈りを捧げるよう依頼する。蓮瑛は自身の巫女の力が使えないことを克服し、王国を守るために祈りを捧げる決意を固める。そして、彼女の祈りによって、碧砂国の運命が大きく変わっていく。
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