彩雲華胥
最終更新:2024/4/14
作品紹介
第一部 〜起承編〜 暉の国。 夜になると妖者と呼ばれる魑魅魍魎が跋扈する地。かつて国を脅かしていた、邪悪な鬼術を操る一族が伏魔殿に封じられてから数百年が経った今も、その影響は止まず。 国の各地方を守護する五つの一族は、妖者によって日々絶え間なく起こされる怪異に手を焼いていた。 紅鏡、碧水、光焔、金華、玉兎。 国は五つに大きく分かれており、それぞれ金虎、白群、緋、雷火、姮娥という一族が治めている。 一族の長は宗主と呼ばれ、その嫡子を公子と呼ぶ。一族に仕える者、また一族の門下に入り術を修めた者は術士と呼ばれた。 紅鏡。金虎の一族に、痴れ者の第四公子という、不名誉な名の轟かせ方をしている、奇妙な仮面で顔を覆った少年がいた。 名を無明。 高い霊力を封じるための仮面を付け、幼い頃から痴れ者を演じ、周囲を欺いていた無明だったが、ある出逢いをきっかけに、少年の運命が回り出す――――――。 ※この作品は「カクヨム」さんにて連載中です。「アルファポリス」さんにて10/3より公開開始しました。
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