ギフト〜よく分からない特殊能力を貰って異世界に転移〜

「それでは皆さんには異世界転移をしてもらいます」 新学年が始まっていきなり告げられた台詞。 パニックにならないためか動きを制御される中、簡単な説明を受けただけで、洞窟へと送り出される。 リアルな夢なのか本当に転移したのか不明なまま、少しワクワクしながら冒険へと踏み出す。 特殊能力に譲渡（ギフト）という能力を授けられた主人公、長野巧（ながの　たくみ）は中学2年生。転移された混乱よりも非日常へと踏み出した興奮が勝っている。 魔王を倒す使命は告げられるがまずはゲームのような世界で冒険する事を楽しもうと考える。 死んでも元の世界に戻るだけ。 そう告げられた事もあって、少し気楽に冒険を開始する。