女神と魔女の境界線 ~忌み子と呼ばれた少女の冒険譚~
最終更新:2023/11/11
作品紹介
「世界を救う女神か、それとも世界を滅ぼす魔女か?」 リムスキー・コルサコフのシャハラザードの調べに乗せて、アラビアンナイト風(当社比)少女の冒険譚を、シリアス全振りかつ、ノンストップででお送りさせていただきます! 教書への信仰がその全てを統べる国、教国。17才の赤毛の少女アイシャは、その髪の色から「忌み子」と呼ばれ、辺境の朽ちかけた教会で、神父のガトーと二人で静かに暮らしていた。 しかし嵐の夜、教団の者たちに率いられた異教徒の傭兵たちに突如襲われる。ガトーは殺され、アイシャも殺されそうになったが、何故か西方の大国、ガラムートの者たちによって助け出された。言葉も通じぬ彼らは、アイシャのことを赤き女神イシュルの娘、イシスの生まれ変わりだと信じていたのだ。 教国からはこの世界に厄災をもたらす魔女と呼ばれ、ガラムートでは世界に福音をもたらす女神と呼ばれるアイシャ。二つの国をまたぐ野望と陰謀に翻弄されながらも、一人の少女が己の運命に立ち向かい、そして恋に生きる物語。
評価・レビュー
まだレビューはありません。