初恋は実らないと言いますが
最終更新:2023/11/13
作品紹介
オークウッド伯爵の娘、カトレア・ラナ・オークウッドが、ミズール王国の王太子であるリチャードの婚約者候補になったのは、十歳のとき。 婚約者候補はカトレア以外に二人。一人はマーガレット・アーバイン侯爵令嬢。そしてもう一人がキャシー・マレイ・オースチン侯爵令嬢。 二人ともリチャードと同い年で家格はカトレアより上。美しく成績も優秀で王太子妃にふさわしい。 それに引きかえカトレアはまだ幼く、王太子教育も二人より遅れているとか。 それでも努力をするカトレアだったが、リチャードの婚約者をあきらめる決定的な出来事を目にしてしまう。
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