羽根ペン作りのロザリンド〜その子爵令嬢と王弟殿下が出会ったら〜
最終更新:2023/12/8
作品紹介
子爵令嬢ロザリンドは特殊な才能を持っていた。 ロザリンドが作った羽根ペンで書く文字は現実になる、というものだ。 ロザリンドはその才能を使い、子爵領地の特産品である羽根ペンを作る職人をしていたのだがーーある日、唐突に平穏な日々が終わりを告げた。 突如現れた凶悪な魔鳥によって両親が死に、兄は瀕死の重傷を負い、領地が壊滅的な被害を受けたからだ。 ロザリンドは領地の窮地を救うべく、剣を手に立ち向かう。 魔鳥と退治して今まさに喉元を食い破られようとしたその時。 「……あぁ、これは酷いな」 長髪を翻し、一人の青年が鮮やかに剣を振るって魔鳥を屠っていく。 その青年は、三年前に行方知れずとなって国を騒がせた王弟アレクシス・ヴァルモーデンその人だった。 アレクシスのおかげで窮地は脱したが、領地はすでに崩壊寸前。このままだと没落まっしぐら。 残っているのは魔鳥の死骸のみである。 ならば、この大量の魔鳥をお金に変えて見せましょう! ロザリンドは手はじめに、魔鳥の羽根を使って羽根ペンを作ることを思いつく。 するとロザリンドの作った羽根ペンは、思いもよらない力を発揮しーー。 これは壊滅しかけの領地を救うべく奮闘する子爵令嬢ロザリンドと、内に途方もない秘密を抱える王弟アレクシスが、ともに過酷な現実に立ち向かい奮闘していく物語。 ※全50話前後の完結保証 ※カクヨムでも公開中 ※無断転載、翻訳、AI学習などは固くお断りしております
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