その傷を全部癒やせたら〜治癒の力で年下公爵の傷を癒やしてたら、病弱すぎて十年も眠らされていた件について〜
最終更新:2024/1/16
作品紹介
十八歳の男爵令嬢のイリスは貧乏すぎるために、七歳も年下の侯爵様へと嫁ぎに行くことになった。 『異形の姿』をしていると噂されるヴァルカン・ヘパイストス侯爵。彼は顔も体も分厚いローブで常に隠している。それでも、彼女はお構いなしに、愛情をまっすぐに伝える。 それは貧乏な一家に生まれてきた彼女の、少し変わった価値観からだった。 『異形の姿』すら受け入れて、彼を癒やす結婚生活も少しずつ慣れてきた頃。イリスの体は徐々に弱っていく。 「どうして言ってくれなかったのっ…こんなに無理してまで…」 「私はあなた様の傷を全部治してあげたかっただけですから。どうか泣かないでください」 病弱なイリスが、幼いヴァルカンの母親代わりになろうとする思いと。 大人になるにつれて、その愛情深さに気づいていく、ヴァルカンのお話。 最初は女性視点。後半に、ヴァルカンの成長視点を書くので、おねショタは前半ほどかと…… ※R15は念のため。 更新不定期
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