偽物大聖女のお世話係をしています~実は私のほうが力は強いんですよ~
最終更新:2024/4/27
作品紹介
魔物が蔓延り、神聖石の結界がなければ安心した生活を送ることのできない世界で、結界に護られた帝都の神殿で暮らしているセシリア=ローズネルは、自分の膨大な神聖力の強さを隠して、大聖女の補佐役をしていた。自分の方が圧倒的に力があるけれど、すでに決まっていた大聖女と蹴落として自分がなろうとは思わず、あまり力がない大聖女リリスをこっそり支えて行ければそれでいいと思っていた。 仕事を選んでほとんどの仕事を押し付けてくるリリスに、いざという時に動ける行動力だけは求めていた。 仕事で駆けずり回っているセシリアは、ある時、第3都市の神聖石に異変が起きていることを知る。 すぐにでも大聖女リリスに動いてもらいたいと願っていたのに、リリスは行く気がない。 だったら私が行けばいいと思って提案したセシリアは、第3都市に向かったことで自分も知らない真実を知ることになる。 護衛騎士のカイル=アズリクフに好意を持たれながらもそれに応えることもできずにいた。 ただひたすらに神聖力を駆使して多くを護っていくセシリアは、自分の力と向き合って大きな決断をすることになる。
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