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作:ミナミ ミツル

斉天公主──其の一笑、四海を傾けたり

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最終更新:2024/6/13

作品紹介

「この世に並び立つ者なき皇帝よ、私は人か、それとも妖なのか?」  大昭国を統べる皇帝、風演の前に、欧陽玲という名の女が献上された。  欧陽玲は人間の母と、千歳の齢を重ねた猿神を父に持ち、一つの体に『玲』と『雪瑜』という二つの心を持つ、多重人格者である。  自分が人なのか妖怪なのか、苦悩する乙女が発した問いに対し、皇帝は居並ぶ百官の前で朗々と告げた。 「汝は人間であり、我が臣民である」  この答えに感動した雪瑜は皇帝に心酔し、その寵を得る為、そして帝業の一助にならんとして、後宮で策謀を巡らせる。  しかし、もう一方の人格である玲は、皇帝の元に居てもかつての許嫁を忘れることができずにいた……。  宮廷を舞台にした、二つの心を持つ女の愛憎劇。  毎週 木曜夜 更新予定。

女主人公シリアス中世人外中華

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