わたしの哀れな王子様
最終更新:2019/6/1
作品紹介
わたしは可哀想なものが好きだ。 怪我をして飛べない小鳥に、歳をとって仕事が出来なくなった猟犬、臆病で人を乗せられない馬。そんな誰からも見捨てられるような可哀想な子たちにわたしは愛を注ぐ。 十歳のときに見つけた新たな「可哀想なもの」は王子様だった。動物たちのように自分のものにすることは出来ないが、一方的に愛を注ぐことは出来る。そう考えたわたしは、ことあるごとに王子様に愛を囁き続け――。 愛情深い令嬢が王子様を無自覚に口説くような、そんなお話。
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