双黒のアルケミスト
最終更新:2023/5/31
作品紹介
世界を救ったのは勇者でも英雄でもない。ひとりの錬金術師だった。 空には竜が飛び交う、剣と魔法の幻想世界。その異世界にひとりの若き研究者が転生する。誰の肉体から産まれるわけでもなく、目覚めたのは廃墟と化した砂漠の収容所。そこで途方に暮れていたが、大賢者を名乗る少女が倒れているところを見つけ、助けたことで物語は動き始める――。 その世界では珍しい黒い髪と瞳の少年へと生まれ変わった研究者は、錬金術師として前世の知識と特異的な能力を駆使し、第二の人生を異世界で送っていく。 これは、ひとりの弱かった人間が、英雄になるまでの革命譚。 【第二部あらすじ】 魔王軍ことオルク帝國軍による王都襲撃事件と突如発生した大怪物フレイル・コーマとの激闘から3か月。平和が続いたある日、アーシャ十字団にふたりの団員が加入し、それと同時期、錬金術王立学会からパラケルスス国際会議の招待状が届く。 世界各地の最先端錬金術の研究成果を発表し、その先駆者たちが交流する中。ひとりの偉大な錬金術師が殺害され、それを目撃したメルストは容疑者となってしまう。無実の証明と、亡くなった錬金術師の無念を晴らすべく、5日間の国際会議が終わるまでに真犯人を捕まえることを約束する。魔法も自在に使えない隔離された空中施設、約2万人が集う最高学府でメルストが追い求めた真実とは。 すべてを疑え。仲間も、己自身も。 ※戦闘および化学要素が多めです ※一章と二章はテンプレート・スローライフ風メイン、三章は生産系メイン、四章は対立・戦闘がメインとなります ※第8回、第10回ネット小説大賞の一次選考に通過しました ※2022.6.15. 180万PV突破しました。拙作を読んでいただきありがとうございます!
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