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@オノログ
作:砂詠 飛来
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最終更新:2017/3/14
王子はなぜカエルの姿になってしまったのか 人間の姿に戻れた王子は幸せになれたのか 私も鞠を探そう。そして王子と一緒に城へ帰ろう。 まっすぐに歪んだ愛情のおはなし。
↑作品ページに書いてあるのですが、まず、前置きをしますのでネタバレに致しました。 私が書いた同じ作者様のレビュー、「Sadness of the attendant」についてですが、「Sadness of the attendant」はこの「濡れた金色」の別バージョンであります。二作読むと意味が…まぁ、読み比べ、というやつで、なくても1本としては成り立ちますがあれば印象や深さが変わるということで…。 まず、今作「濡れた金色」についてです。 作者さん本人が書かれています通り、歪んでいます。これは、童話「カエルの王子さま」のトリビュートなのですが、童話って二極端ですよね、わりと。陰か陽か。間違いなく陰一色でのトリビュートです。 内容で作者色を大いに発揮していますが、しかし思想やらなんやらで物語の邪魔にはならない作者さん。童話は特にそういったものが、単調を基本とするせいか、作者も気付かないほど「滲み出る、浮き彫りになる」傾向があるのですがそれもなく。どちらかといえば大衆文学に近いですかね、このお話しは。 読み手はあっさり人物、物語に入ることが出来ます。 何が歪んでいるか。ネタバレにしたのだし一層書いてしまいましょうか。主人公が向いている(見ている)場所ですかね。 ここは誰が見てもそう答えると思いますが、わかりやすい分、「なんだこの説明のつかない感情は」という気持ちになりました。そういう意味で非常に後味が苦く(けして鶏肉の味がしない)まるで鮮やかなパラドックスが起きる。 確かに、読み手を分ける作品でしょう。一癖ある作品。ハマれば中毒性があります。こちらは添加物に近いような感覚、として一度レビューを終わります(Sadness of the attendantに続く)
詩木燕二
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