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@オノログ
作:鴉海碧(あかいあお)
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最終更新:2021/11/4
新島葉月《にいじまはづき》は気がつくと霧の中を歩いていた。見覚えのない景色。一体彼女に何が起きたのだろう…?
『新島 葉月』それが彼女の記憶であり、自分という存在を確立する唯一の持ち物。 葉月の存在だけでなく、彼女が気が付いた霧に包まれた見覚えのない街の存在が、より一層あやふやさと言い様のない不安を煽ってきます。 そしてこの物語のを知る上で『理由』『願望』『真実』この三つの道を進む必要があります。その先に見え、知ることになる現実を見てあなたはどう思うでしょうか? きっと色々な答えがあると思います。でも、なにが正解なのかなんてないのでしょう。 新島葉月の真実を、選択を最後まで見届けて欲しいです。 ☆ ☆ ☆ 深い霧の中をさ迷う不安な感じが、綺麗にまとまった文章が鮮明に伝えてくれるので、新島葉月の視点で見ているような感覚で読めると思います。 霧が晴れていき真実に近づく感じがドキドキさせてくれ、続きが気になり一気に読んでしまいました。 文字数も七千字未満で読みやすい量ですが、読みごたえはあると思います。 読み終えたときに色々と考えさせられました。あまり書くとネタバレになってしまうので、是非読んでこの物語の結末を見ていただきたいです!
功野 涼し
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