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作:ぽよ

監禁少女と常識おじさん

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未評価

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最終更新:2021/9/3

作品紹介

登場人物 島津紗希 高校二年生。身長143センチ。握力が200トン。 高嶺康介 27歳。身長179センチ。親戚や親族からは比較的おとなしく常識も良識もあるという評価を受けている。

青春・ヒューマンドラマファンタジー要素あり誘拐/監禁監禁少女と常識おじさん握力200トン

評価・レビュー

幸せは何処に

おじさんの未来に祈りを✨ 以下、勝手な考察です。 つまり、握力200トンは少女の安全を担保するためのもので、それ以上でも以下でもない。少女にもたらされたのは枷以外の束縛がない自由で、楽しかったんだろう。それは終わることが決められた夏休みのようなもので、つまりこれは少女の物語ではない。 語られないおじさんの物語だ。 おじさんは名前で呼ばれない。 少女を名前で呼んだのは見える場所では最後だけだ。 足りないものはなんだ? おじさんは悩む。どうすればいいのか答が見つからずに。 その後、見つからない答を探すのを諦めたのか、正しさで測るようになる。 正しいわけは、最初からなかった。 罪悪感は感じられなかった。ひたすら自分の人生の突破口を探しているように見えた。 その一助として少女を誘拐したのに見つけられなかった。 諦めたのか。少女の行く末も考えたのか。 「幸せになりなよ」 おじさんの代わりに? 非日常というけど、書かれているのは日常だ。 もしかすると、それが作家の色なのかもしれないね。 「日常作家」の称号を進呈しよう。 でも、暗いんだ、空が。 少女の空が暗かったら、おじさんの自首が無駄になってしまう。 これは失ったからだ。少女は何を失ったのか。 感傷だと思ったが違うらしい。 誘拐前、誘拐後、自首後はシームレスに移行して、何ら障害はなく葛藤もない。 家にいても特段語られるほどの不都合はなさそうだ。 とすればひとつしかない。 そうか、少女はおじさん自身を失ったんだな。 とすれば、おじさんは少女との未来が見えなかった。 これは恋愛のメタファーかな。 久しぶりに色々考えられて嬉しかった。納得したので、終わります。 楽しかった。

5.0

メロウ+