娘が行方不明になった。残された日記の最後のページには娘ではない筆蹟の日記が書かれていて、それを見た私はもう二度と彼女に会うことができないと悟った。
最終更新:2020/12/19
作品紹介
娘と連絡が取れなくなった。 3年前、大学卒業後食品メーカーに入社したと同時に家を出た私の一人娘。今は隣の市に住んでいて月に1度ぐらいのペースで顔を見せに来てくれる。平日でも時間を見つけてはちょこちょこ電話をくれる私の自慢の娘だ。 今まで連絡が取れなくなることなんてなかった。心配になり職場に電話をすると娘は無断欠勤をしていると言われた。嫌な予感がして娘の家に行ってみたが留守のようだった。 おかしい。娘に何かあったに違いない。私は不安になり大家さんに頼んで娘の家の鍵を開けてもらうことにした。
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