腹ペコ竜のイブクロを満たすには
最終更新:2017/4/16
作品紹介
主人公である橘 仁志(タチバナ ヒトシ)は、自分の料理を食べて喜んでもらうことが好きな料理人である。休日に、キッチン用品専門店や調味料専門店などで丸一日時間を潰せてしまえるほどで、買い物帰りにウキウキしていたところを、突然異世界に飛ばされてしまった。 慌てふためく中――主人公はその世界で腹を空かした竜と出逢う。 ありあわせの材料でなんとか作ることができた料理を食べてもらうと、竜はとても満足した様子だった。 主人公がもとの世界へ帰りたいと願うと、腹が満たされた物知り竜は優しく現実を教えてくれた。 ――そんな方法はない、と。 しかし、諦めることなく帰る方法を探すと言うと、なんと竜は一緒についてきてくれるそうだ。 それが気まぐれなのか、ただのお節介なのか、はたまたおいしい料理にありつけると思ったのかはわからない。 ともあれ、一人でいるよりもずっと心強いのは確かだ。 これは、腹を空かしていた竜と異世界で出逢い、料理を作りながらともに歩いていく。 そんな物語である。
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