能ある鷹は花を愛でる
最終更新:2020/5/19
作品紹介
魔力と貴族の血を重んじる国、ローレイン王国。 この国の第一王子の婚約者 バチェット公爵令嬢ローズマリーは、その婚約者は聖女と親密な関係であることを黙認していた。 所詮政略結婚、二人の間には愛などなく相手が聖女ならば婚約者のすげ替えも辞さない考えを持っていたが、当の本人たちは何やら怪しい動きをしている。 けれど彼らの行動に頭を抱えるローズマリーには心強い味方がいる。 彼が一つ激励の声をかけてくれるだけで、彼女の心の憂いは晴れていくのだ。 例えこの恋にも満たない淡い感情が許されざるものだとしても、今のローズマリーにとっては陰鬱な日々を生きていく支えなのだった。
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