せめて生贄になれませんか
最終更新:2021/9/27
作品紹介
18歳のシルフィアナは、伯爵令嬢だというのに極度のあがり症のせいで『行き遅れ』になったと密かに民から揶揄されていた。 ある日、父親から言い渡されたのは、日照り続きの領地に雨をもたらすため、水の神の生贄になれという残酷な仕打ち。 ――せめて生贄になれたら民の役に立てる。 シルフィアナはそう考えて、水の神の元へ行くことを決意する。 ところが水の神は、シルフィアナを丁重に扱い、手の甲に口づけを落とすのだった。 ※第10回ネット小説大賞・一次選考通過しました。ありがとうございます※
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