壊れた少女の後日談
最終更新:2018/12/31
作品紹介
延々と同じ一年間をループし続ける世界で、ただひとり自らだけが記憶を保持できる。 幾度繰り返そうと凄惨な結末を迎える魔術師の世界を救うため、そしてループに終止符を打ち未来を取り戻すため、魔術師の名家の令嬢カレンは何度でも立ち上がった。 幼少のときに呪いをかけられた生徒会長のシュウ、この世は創作のゲームのなかの世界で自分たちは悪役令嬢なのだと主張する「転生者」のエヴェリン、例え記憶がリセットされようといつも味方してくれる協力者のためにも、カレンは、何百回何千回何万回何億回繰り返し…… 「あ、こりゃ無理だわ」 ――そして諦めた。 「ま、どうせなら、楽しまないとね! 手始めに会長にセクハラしよっかな」 もはや人の死さえどうでもよくなったカレンは、ただ自分の欲望だけに忠実に破天荒な行動を繰り返す。 「え? 学園に災いが降りかかっている? 夜な夜な生徒がバケモノに食べられている? 知らない知らない」 これは、壊れてしまった少女がすべてを諦めた後のお話。 ※主人公がかなり鬱陶しい性格です。
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