子豚で聖女なお嬢様と、転生者で性悪な執事サマ
最終更新:2023/10/21
作品紹介
【本編完結済み おまけ更新中】 我がロレリッタ公爵家のお嬢様は豚である。 それはもう、まん丸に肥えた豚でいらっしゃる。 「お嬢様! 何を怠けていらっしゃるのですか! 脂肪の塊に休息などありませんよ!」 「う、うう、うるっさいわね! だまってなさい! セバスチャン!」 「私の名前はカコリスでございます! ミートボール様!」 「わたしのなまえはリーザローズよ!! このウスノロ!!」 まん丸の身体で庭を駆ける幼い公爵令嬢は名をリーザローズ・ロレリッタという。 その横で新聞を丸めて作ったメガホンを片手に野次、あるいは罵倒を浴びせるのは、専属執事のカコリス──の中に入った転生者、永松秀久である。 幼い頃から飢えに苦しみ、周囲から虐げられ、最後には魔王討伐のため、聖女リーザローズの肉壁として死んでいったカコリス。女神の慈悲により人生のやり直しを提案された彼が、こんな世界を生きたくはないと泣いたから、永松秀久はカコリスと人生を交換することにした。 性格は悪いが面倒見はいい転生執事と、甘やかされた我儘公爵令嬢がぶつかり合いながら魔王討伐を成し遂げ、なんやかんやで最強鈍感両片想いに陥って、最後には色々巻き込んでとっても幸せになる話。 (概念としては悪役令嬢が本人も知らない内に矯正される話、かもしれない) ※アルファポリスに外部URL登録しています
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