目つきが鋭くて無口な島津先輩は、いつもラノベのタイトルで愛情表現してきます。
最終更新:2021/1/30
作品紹介
どこにでもいるような少し背の低めな男子高校生である “立花拓海”《たちばなたくみ》は、毎朝一つ上の姉である“千代”《ちよ》と一緒に登校している。 この日も姉と登校していると、姉の親友で先輩の“島津綾女”《しまづあやめ》といつものように合流するが、なぜか拓海は彼女から毎回鋭い目つきで睨まれるのだ。 さらに、島津先輩は親友の姉以外とは誰とも喋らないほど無口なので、まともに会話をしてもらえない。 だけど、そんな島津先輩と拓海には、二人だけの会話方法があった。 「……あ、あの……これ……(ボソッ)」 「はい、こちらでよろしいでしょうか?」 「……(コクコクコク!)」 それは……島津先輩は、ラノベのタイトルで言葉を交わすのだ。 しかも、かなり積極的な表現で。 そして、今日も拓海はそのラノベのタイトルから先輩の想いを読み取ると、しおりに返事をしたためてラノベに挟む。 これは、コミュニケ―ジョンが苦手な女の子と、ちょっとだけ奥手な男子高校生の、ほんの少し変わったラブコメ。 ※作中のラノベタイトルは全てフィクションです。 ※現実のラノベタイトルと似ているとしても、全てフィクションですからね?
評価・レビュー
まだレビューはありません。