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作:楓原 こうた【書籍5シリーズ発売中】

魔法学園の大罪魔術師(※旧タイトル︰大罪の魔術を極めた辺境領主の息子、何故か帰ってくれない聖女と共に王立魔法学園に入学する)

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最終更新:2021/8/6

作品紹介

【ジャンル別月間最高1位、総合1位!】 「なぁ、聖女様? いつになったら帰るの?」 「ふぇ? 私はユリスがいる限り帰りませんよ?」 魔法という物が世界に浸透しているこの世界。 それなのに、魔法が使えず普通な生活を送っていた少年がいた。 名をユリス・アンダーブルクという。 成人したての彼は辺境領主の一人息子であり、いづれ領地を継ぐ者である。 魔法の才は全くないが、それでも貴族として恥じないような生活を送っていた。 ……それでも、魔法が使えない少年にとって、この世界は息苦しい。 故に彼は考えた。 「魔法が使えなくても、別の物を使えるようになればいいんじゃね?」 そして、彼は編み出す。 体内の魔力を使い世界に干渉する魔法とは違い、空気中にある魔力を使い世界に干渉するーーーー魔術を。 更に、彼は七つの大罪ーーーー傲慢、強欲、嫉妬、色欲、憤怒、暴食、怠惰の名に関する魔術を極めることが出来た。 しかし、それは幼少期の話。 今となってはーーーー 「ユリス、起きてください! 朝ですよ、朝なんですよ!」 「……後4時間寝かせてくれ」 「4時間は寝過ぎですよ!?」 こうして、普通の日常を送るようになった。 しかし、普通とは程遠い。貴族ではあるが、この日常は些かおかしいのだ。 「セシリア……聖女なのに、ここにいていいわけ?」 「いいんです! 私はユリスと一緒にいたいのですから!」 世界に平和と恩恵をもたらす女神。 それに仕える教会の、最高クラスの聖職者ーーーー聖女。 その国に一人いれば安泰だと言われる存在の彼女が、何故かこんな辺境の地にいる。 端から見れば異様な光景。周りの貴族も黙っちゃいない。 そんなユリスとセシリアに、辺境領主である父親から、ある日こう言われた。 「お前達、これから魔法学園に通いなさい」 「……俺、魔法使えないのに?」 これは魔法が使えないのに、魔法学園に入学させられたユリスと、聖職者最高峰の聖女であるセシリアが、学園で色んな出来事に巻き込まれていく物語! 「魔法が強い? ……それは傲慢じゃないか?」

魔法学園聖女魔術書籍化

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