いつか、かぐや姫のお母さんだった話をしましょうか
最終更新:2021/4/13
作品紹介
忍はお腹の子を失った後、気付くと不思議な場所にいた。 何か(異世界人?)から、大人になるまで育ててほしいと託された娘は、大人になったら地球から消えてしまい、忍も含め彼女の記憶も記録もすべて消えてしまうのだという。 自分の記憶を消さないことを条件に、その赤ん坊を育てることを引き受けた忍。 「何か」の言う大人の定義が曖昧だったことをいいことに、日本では二十歳の誕生日と成人式の両方を迎えて初めて大人だと丸め込んだ。 離婚して一人で育てた娘が二十歳になり、とうとう別れの時が近づいてきたころ、2歳年下の浅倉が急接近してきて――。 これは、長岡更紗様主催『ワケアリ不惑女の新恋企画』参加作品です。 20~40歳まで大きな覚悟を持って異世界の子を育てた女性と娘が、大切に生き、別れるまでの物語。
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