骨の勇者は肉が欲しい
最終更新:2015/3/17
作品紹介
ブラック企業で中間管理職を務める八坂 徹は、上がらない売上げと増え続ける上司の皮肉を苦に、自殺をしてしまう。 しかし、彼は死んだ後に別世界からの声を聞いた。 「我が声に答え、顕現せよ! 四界を圧せし勇者よ!」 薄明かりの中、自らの死を自覚する八坂は、第二の人生を勇者として生きる決意を持って、召喚に応じる。 召喚に応じた八坂の前にいたのは、緑髪の少女で破壊神の大神官フィリス。 しかし―― 彼女の召喚すべきは勇者であったはずなのに、目の前に現われたのは、大柄で不気味な不死骸骨《スケルトン》。 そう、八坂徹の召喚は、半分の成功と半分の失敗で出来ていた。 大神官フィリスは突然の事態に狼狽し、不死骸骨《スケルトン》として召喚されたことが理解出来ない八坂は、必死に声を出そうと足掻く。けれど、声帯がない身体には、当然声が出るはずもなかった。
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