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作:津島 結武

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最終更新:2020/8/28

作品紹介

「人を殺してはならない」と言われているけれど、本当にそうだろうか? 「人を殺さなければならない」場合もあるのではないだろうか? ※本作品は作者の思想を反映したものではありません。 「小説家になろう」にも掲載しています。

短編殺人純文学現代ドラマ裁判罪と罰

評価・レビュー

この世は真面目に生きているほど、理不尽な目に遭わなければならない社会

注意:犯罪を推奨しているわけではありません。 1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと) これについては、一度は考えたことのある人も多いのではないかと思う。イジメやパワハラ、性犯罪など。死んだほうが良いと感じる相手でも、殺してはいけない。それが法律。 性犯罪などは特に心の殺人と言われている。被害者は死ぬまで苦しまなけれなならないのに、加害者は再犯の確率が高くても刑期を終えれば出てくる。 またバイトテロなども同じだと言える。少し考えたら分かりそうなものなのに、会社だけではなく倒産すればそのせいで、職を失い路頭に迷う人が大勢出るのだ。人に迷惑をかける人間は、本当に生きる価値はあるのだろうか? そんなことを日々考えているので、実際に殺人を犯すことはないが理不尽だなと思う。なので共感する部分はある。 2 物語は(どのように始まっていくのか?) ある事件現場を目撃するところから始まっていく。暴力行為というのは正当化されることがない。しかし自己中心的な暴力以外のものも、存在するのではないかとは思っている。果たしてこの場合はどちらなのだろうか? 3 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。 ・犯罪を未然に防ぐことのできない世の中。未然に防げたら……と思う人、考える人は沢山いると思う。ドラマで観たことがあるが、それにはまた問題もおる。人権問題だ。これがあるからこそ、未然に防ぐための法律ができないのだと思う。それでも防げる犯罪はある、それは誰しも思うことだ。 ・正しいとも言い切れないし、それを世の中で推奨することもできないが、確かにその考え方は救われる者もいると思う。 ・家でしていることは外でも出る。そして自己中心的な暴力は、強いものへは向かない。体力や社会的弱者に向けられるからタチが悪いと言える。 ・正義の本質について考えさせられる。 4 作品の感想 犯罪を推奨しているわけではないが、論理として理解できる。 ニュースを見ていると、全てが該当するわけではないが”明らかに犯罪予備軍”と考えられる人間はいる。彼らは愛を知らない。痛みを知らない。理性を持たない。そして犯罪は太古からなくなりはしない。それでもまだ日本は平和な方だという。電車の中での凄惨な事件。連日見かける性犯罪。人は助け合って生きるのが常識であり良識であるにも関わらず、他人を脅かしている。 活きる価値のない人間は存在する。そして矯正されない人間もいるのだ。何故真面目に法律を守り、助けあって生きている人間の方が命や生活を脅かされなければいけないのか。そんなことを改めて考えさせられる作品であると感じた。 5 物語のその先を想像して 世の中は一人の正義ではどうにもならない。彼が仮に自分の正義を貫き、社会の中で生活し続けたとしても、救える命はわずかだ。だからと言ってアメリカのように銃を持てば、更に犯罪が増えるだけ。どうにもならない世の中が続いていくのだと想像する。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お奨めです。

5.0

crazy's7