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作:虎戸リア

魔王蝉の鳴く頃に 〜転生したらセミだったので三百年間、土の中で世界樹の樹液を吸ってたら最強になった〜

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最終更新:2021/9/22

作品紹介

とあるブラック企業に勤めていた男は過労のあまり、風呂の中で寝てしまった。 そして気付けば、心地良い暗闇の中にいた。 何も見えなかったが、男は目の前にある木の根の樹液を吸うだけのその生活に次第に慣れていった。 やがて彼は自分がセミであり、異世界に転生してしまった事実に気付くが、オケラを倒したり、冬虫夏草と意気投合したりなど、充実した時間を過ごしているうちに、三百年の時が過ぎた。 そして――男は宿敵であるモグラと対峙することになり、つい羽化する時を迎える。 これは、魔力の豊富な土の中にいて、世界樹の樹液を吸い続けたおかげで、無自覚に世界最強レベルの魔力を持った、とあるセミになった男の旅立ちの物語である。

R15残酷な描写あり異世界転生人外主人公セミ/蝉

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