瞳に印を、首筋に口づけを―孤高な国王陛下による断ち難き愛染―
最終更新:2020/7/5
作品紹介
アルント王国の歴史は古く、王国成立の伝説は 今もなお人々に語り継がれている そこには初代王と共にもうひとり、不思議な女性の存在があった 彼女は「フューリエン」と呼ばれ、人智を超えた力を持ち 左右で異なる色の瞳を持っていたという 時は流れ、国王クラウス・エーデル・ゲオルク・アルントの治世 聡明さと人々を魅了する美貌を併せ持つ彼は訪問先の ノイトラ―レス公国で“彼女”に出会い驚くべき行動をとる 「決まっている。妻にする以外になにがある?」 突然、強引に始まった結婚生活 仮初めと思われた蜜月は十分に甘やかでそれぞれの思惑を揺るがせる 「お前が手に入るなら、目でも腕でも喜んで差し出してやる。この命さえな」 伝承の裏にある真実を知るふたりによる 一途で不器用な遠回りした末の幕引き話 ※他小説投稿サイト様にも同名義で公開中です。
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