黎明が紡ぐ夜の物語
最終更新:2018/8/26
作品紹介
望んだものなんて、望めたものなんて片手で数えられるほどしかなかった。 戦いのさなかに産まれた俺は平和というものを知らない。 お前が俺を見て笑った時、小さな手で俺の指を掴まえて笑った時に、漠然と思ったんだ。 この笑顔を守らないといけないと。お前だけは、絶対に幸せにしてやらないといけないと。 俺の何を犠牲にしてでもお前だけは守ろうと思った。 守るために手を離そうとする男とその男を追いかけて戦場までついて行った女の物語。 夜闇の侯爵家初代当主の物語。 *このお話はアルファポリスでも掲載しています。
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