異世界から転生した宰相閣下は、女子高生にくびったけ ~ロッテ・バウムガルデン奮闘記~
最終更新:2017/12/31
作品紹介
とある異世界の、とある大陸の、とある国家。その国に、千年に一度の俊英と呼ばれる名宰相が居た。 三代の王に仕え、全ての王に信頼され、信用され、愛されたその宰相には若き頃に麗しき姫と交わした 約束があった。 ――皆が笑える国にする 姫との約束を叶える為に奔走する宰相。が、志半ばで彼は凶刃に倒れる事になる。 今わの際、彼は気付く。 自分が叶えたかったものは。 自分が守りたかったものは。 自分が、本当に欲しかったものは。 皆の笑顔ではなく、ただ、その麗しき姫の『笑顔』だと。 自分の本当の想いに気付いた彼は願う。 もう一度、『 』に逢いたい。その笑顔を、守りたい。 そんなものは妄想だと。 そんな事は出来る訳は無いんだと。 きっと、御伽話だと思いながら、それでも願う。強く、強く、強く、願う。 ――神の御業が、悪魔の意思か。 彼の願いは、叶う。 幾つもの世界を、幾つもの時代を、幾つもの歴史を越えて。 ――これは、異世界から転生した敏腕宰相が、その能力を『国』ではなく『恋』に傾け……ひょっとしたら、現代日本に変革をもたらすかもしれない物語。 ※拙作『フレイム王国興亡記』の外伝的なお話になります。宜しければそちらも!
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