廃英雄とベスジアの王 -英雄産業の果てに、その王は生まれた-
最終更新:2020/12/22
作品紹介
第三時代――〈青い瞳の勇者〉と〈赤い瞳の魔王〉の戦いによって文明が崩壊したあとの時代に、世界最悪の暴王と呼ばれる者がいた。 そんな暴王を打ち倒すために各国が〈英雄〉を排出するのが当たり前になったころ、魔導振興国として知られるマナフ王国はとある英雄を作り出す。 他国との戦争に敗北し、最後の希望としてすがったその英雄は白い髪を宿していた。 生まれ持った圧倒的な魔力。マナフ王国にふさわしい魔術の技量。そしてそんなマナフの〈白き英雄〉の隣には――もう一人の少年がいた。 黒い髪、赤い瞳、されど彼には生まれつき魔素がなかった。 マナフ王国にはとうてい似つかわしくないその少年は、しかし、もう一人の英雄として歴史に名を刻むことになる。 これは、世界最強にして最悪と謳われた〈ベスジアの王〉と、その王を打ち倒すべく生み出された〈廃英雄〉たちの物語。 ※『カクヨム』にて同時連載中。
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