愚かで小物な演劇人の格好つけすぎな貴種漂流譚
最終更新:2022/8/1
作品紹介
狂気的なまでに演劇を愛する男『火村』 あっけなく死んだ彼はとあるギャルゲーの悪役貴族に転生したが、まぁ見事なまでにキレた。 「(ふ、ふふふふふふふふざけんじゃねえ!! 俺のような一流の演劇人にこんな将来小物の豚の悪役貴族になる男を演じろってのか!? 調子乗ってんなよクソが!)」 彼が転生した男は『グラン・フォン・バハムート』典型的な咬ませ犬キャラである。 演劇人である己を愛しすぎた余り、最早ナルシスト気味な彼は心に決めたのだ。グランとして生き、その上で悪役としての役割を孤高に格好よく全うする事を。 その末、盲目の王女や野生児ヒロインに目をつけられるのだが、彼はそれでも演技はやめない。 これは、膨れ上がった虚像のせいで悪役になるになりきれない愚かな演劇人の物語。 ※旧題『小物の悪役貴族に転生した~俺が孤高のカッコイイ悪役貴族にしてやるぜ!~』
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