もう一度、やり直せるなら ~偽りの貴公子は運命の歯車を巻き戻したい~
最終更新:2020/1/1
作品紹介
クリスタル・フォン・ヴァルスターには不思議な記憶があった。それはかつて自分が女の身であることを知らずに、男として育った十五年間の記憶だ。 記憶の最後で自分が女だと自覚したクリスタルは、失意のうちに事故で死亡する。 ──そして次に目覚めた時、クリスタルは五歳の子供に戻っていた。 もし、これがやり直しの人生なのだとしたら、私は自分を偽らずに生きたい。 そう考えたクリスタルは、二度目の人生を悔いなく生きる決心をするが…… 「命の危険? それでは成人するまでは男として振る舞えと?」 待ち受ける数奇な運命に、彼女は果たして抗うことができるのか。 ※冒頭のプロローグは第二章の中盤以降のお話です。 ※最初の数話はシリアスですが、基本はそこまで重くありません。
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