真珠貝の宰相
最終更新:2013/4/27
作品紹介
カザンヌ王国子爵令嬢リアーデは18歳になったばかりであったが、 大国ドレンデラに“人質”として送られることになる。 カザンヌ国王アルディードが無謀ともいえるドレンデラ侵攻を行い、 惨敗を喫したため、急きょ“人質”となる者が必要だったのだ。 カザンヌ王室には王女がおらず、王家の血を引くリアーデに白羽の矢が 立ってしまった。リアーデの実母にあたるウェルシーがカザンヌ 王アルディードの妹王女であったためだ。 ドレンデラ王宮に赴いたリアーデはそこで自分が侵攻の原因を作ったと 非難される。伯父にあたるカザンヌ国王が「誕生祝い」と「結婚祝い」 に何が欲しいと尋ねた時、不用意にも「綺麗な紫水晶」と「風光明美な 別荘」と答えてしまったことが発端となったと言うことだ。 ドレンデラの冷酷な宰相ペイジはリアーデを“人質と”して遇する のみならず、戦で傷ついた君臣たちを“慰めるために”利用しようと 計画する。亡国寸前の子爵令嬢と大国の冷酷宰相の謀略と恋の物語。
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