運命の相手の前で下品になってしまう呪いをかけられたようです
最終更新:2021/8/10
作品紹介
舞踏会に颯爽と現れた彼と視線が交差した刹那、私は恋に落ちてしまいました。まるでお伽話のような運命の出会いに胸が高鳴り、頬は夕陽に照らされたように熱を帯びました。勘違いでなければ、あの方も薄紅色に染まった視線でこちらを見つめて下さっていたと思います。 「イザベラ姫、一緒に踊って下さいませんか? ……」 差し伸べられた彼の手を取って、私は「はい、喜んで」と微笑もうとしたのです。しかし、私の口から飛び出た言葉は……。 「……それより私と房事しませんか?」
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