狼たちはいなくなった
最終更新:2018/6/29
作品紹介
――幼い日、少女は父と老狩人に連れられた森で、狼の遠吠えに心奪われた。 数年後、互いに傷を負いつつ王宮で対面する二人の男女。 「婚約は、破棄させてもらおうと思う」と言ったのは、クラウディオ王子。感謝を持って受け止めたのは婚約者のリリーローズ。彼女は、邸に帰ると、ベッドの中でこれまでのとりとめのない出来事を思い返す。 孤児院で出会った孤独な少女、母との確執、婚約者との関係。そして狼のこと。 リリーローズは狼になる。
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