殺されかけたら異世界へと転移出来るようになっていた(仮
最終更新:2020/11/5
作品紹介
五味久は食品卸会社に勤務する17歳だ。 その人生は過酷だった、たったまだ17歳だというのに…… 小学5年生の時、父親が久のクラスメイトの母親と不倫した挙句に事故死した、しかも通行人を巻き込んで。その事により学校ではいじめられ……そして母親は帰ってこなくなってしまった。 飢えから公園で死にかけていた時に、声をかけてくれたのは現勤務先の社長であった。彼は同情し家に招くと腹いっぱい食べさせてくれたどころか、暖かい風呂や部屋を用意してくれた。更には働き先まで世話をしてくれたのだった。 恩に報いるために必死で働き、社長の娘とも恋仲になり……これまでの人生をやりなおすかのように幸せな日々を過ごしていたが、それは勘違いだった。 社長は彼を殺して保険金を得ようと企んでいたのだった。 そしてまんまと策略にはまり、死にかけたたのだが……気がつけば異世界へと転移していた。 そこは果てと呼ばれる大地。そして死にかけていた久を介抱してくれたのは、追放された稀代の魔法使いだった。 なぜ転移したのか、それは久には転移と倉庫というスキルがあるからだった。それは元々持っていたのか?それとも殺されそうになった事で発現したのかはわからない。 だがいつか地球に戻る事を夢見て、魔法使いに教わりながら、2つのスキルを鍛えつつ魔法を学ぶ事になった。 そして数年後、久は地球へと戻った。 そこで見たのは犯人たちの喜びの顔……久は復讐を果たした後にまた異世界へと旅立つ。
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