中二病の女の子に異世界に連れていかれる話
最終更新:2021/7/13
作品紹介
「クックックッ、ボクのこの左腕には強大な魔力が封印されている……その封印が解き放たれるとき、異世界への扉が開くのさっ……!」 なんて中二病全開の発言を声高らかにしながら、1年中腕に包帯を巻いてる学校一の美少女、宮村乙姫(みやむら おとひめ)。 そのあまりにも残念な言動から彼女は“中二病乙姫(ちゅうにびょうおつひめ)”なんて珍妙なあだ名でクラスメイトたちから呼ばれていて。 そんな宮村と偶然にも屋上で話すことになった俺は、彼女からこんなことを言われるのだ。 「私は異世界への入り口を知ってるの。だから今夜、一緒に異世界に行こう」 中二病乙姫。 そう呼ばれる彼女は確かに異世界への入り口を知っていた。
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